ニキビに有効な洗顔石鹸の成分


洗顔で重要視しなければならないのが使用する洗顔石鹸。どんな洗顔石鹸を使うかによって、ニキビがいかに早く治るか、いかにできにくくするかが左右されるほど重要です。

「では、どんな洗顔石鹸がいいのか?」
ニキビケアに欠かせない洗顔石鹸選びにとって、単純に皮脂や汚れをキチンと落とすだけでは不十分です。今はまだ炎症を起こしていない白ニキビ、黒ニキビだとしても、ちょっとした刺激でいつ炎症を起こすか分かりません。また、すでに炎症を起こしてしまった赤ニキビや膿をもっている黄ニキビにも抗炎症、抗菌効果のある成分や保湿成分が必要です。

そこで、ニキビケアにおススメの洗顔石鹸を選ぶポイントとして、具体的にニキビに有効な配合成分を挙げ、その成分の特徴などをお伝えします。もちろん、ここで挙げた成分が全部配合された洗顔石鹸はないと思いますので、この中から1つでも2つでも多くの成分が配合された洗顔石鹸を見つけ、1日も早くニキビの悩みとお別れしてください。

7つの成分

1.グリチルリチン酸ジカリウム

「甘草」と呼ばれるマメ科の植物から抽出した天然成分。

エジプト時代から使用されていると言われる薬用植物のひとつで、抗炎症作用に優れているので炎症を起こした赤ニキビや黄ニキビにも効果があります。肌を清潔に保つ働きも兼ね備えていますので、ニキビケアにはオールマイティな成分として欠かせない存在です。

医薬部外品の認定を受けている成分でもあり、医薬品、化粧品成分として広く使用されています。「グリチルリチン酸2K」「グリチルリチン酸ニカリウム」などと表記されていることも。

2.ヒアルロン酸

女性ならほとんどの人が知っている名前で、代表的な保湿成分です。

ヒアルロン酸1グラムで6リットルの水分を保持する能力を持っていると言われ、化粧品の成分としても多く使用されています。もともとは私たちの体内に存在する成分で、ネバネバ・ヌルヌルしたムコ多糖類のひとつです。

ヒアルロン酸は細胞と細胞の間に存在し肌の弾力にも関係しているため、ニキビ跡のクレーター改善にも欠かせない成分でもあります。ただし、幼少期をピークに年々減少し、40歳代になるとガクンと生成能力が落ちるため、食べ物や化粧品など外から積極的に取り入れる必要があると言われている成分です。

3.セラミド

まるでスポンジのように、細胞と細胞の間で水分や油分を抱え込むことで、みずみずしく潤った肌をキープする保湿力に優れた成分がセラミドです。

外部からの刺激から肌を守るバリア機能の役目があり、抗菌、消炎作用、細胞の再生を促す働きもあるため、デリケートになっているニキビ肌にも有効と言われています。

セラミドはもともと牛などの動物由来のものが主流でしたが、狂牛病が発症してからは、米や小麦、大豆やほうれん草など植物由来のものに切り替わっています。

ちなみに、セラミドには1~7までの種類があり、天然のセラミドが使われている場合は「セラミド7」というように数字がふってあります。

4.ビタミンC(ビタミンC誘導体)

レモンやオレンジ、野菜などにも多く存在する成分のひとつです。

ビタミンCのままだと壊れやすいため、化粧品に配合される際には「ビタミンC誘導体」という形で使用されるのが一般的。肌を白くする美白作用で有名な成分でもあります。

皮脂の分泌を少なくする働きがあるためニキビをできにくくする効果があり、できてしまったシミ状のニキビ跡を薄くするのにも有効。菌に対する抵抗力を高める働きもあるため、炎症を起こしている赤ニキビや黄ニキビにも効果的な成分です。

5.コラーゲン

肌の奥の真皮層の約70%がコラーゲンから構成されていると言われています。タンパク質の一種で、細胞と細胞の隙間に存在する成分です。

肌のハリを担う重要な働きをし、細胞と細胞をつなぎとめたり、老廃物を排出したりする働きもしています。体内に存在するコラーゲンは25歳をピークに減少すると言われているため、コラーゲンを食べ物や化粧品から補ってあげることで、細胞の隅々にまで酸素や栄養を運ぶコラーゲンの役目をサポートすることができます。

その結果、みずみずしい肌に生まれ変わる作用が強化されニキビも改善されていきます。他にもコラーゲンには、免疫力の強化や血管を丈夫にするといった働きもあります。

6.グリコール酸

フルーツ酸のひとつで、古い角質を取り除く働きがある成分です。

ニキビの芯も取り除くことができ毛穴のつまりを防ぐ作用もあるため、ケミカルピーリングなどでも広く使われている成分でもあります。サトウキビなどの植物から抽出し、アレルギーなどの副作用もなく炎症を抑えてくれる成分としても多用されています。

フルーツ酸にはリンゴ酸やクエン酸、乳酸などがありますが、グリコール酸は分子量が一番小さいため、フルーツ酸の中でも浸透性に優れていると言われています。コラーゲンを増やす効果もあるため、クレーター状になったニキビ跡にもおススメの成分のひとつです。

7.イソフラボン

「ダイズエキス」と呼ばれることもありますが、大豆に含まれる成分「イフラボン」には、過剰な皮脂の分泌を抑える働きがありニキビ全般に有効とされています。

ヒアルロン酸やコラーゲンの合成を活発にする働きもあり、ニキビができにくい肌質へと生まれ変わっていきます。他にも、活性酸素を除去する働きや保湿効果やメラニンの生成を抑える効果もあるため、ニキビ跡のシミを防ぐ働きもあります。

女性ホルモンの「エンストロゲン」と似ている働きを持つことから、美肌成分、アンチエイジング成分としても人気の成分です。

サリチル酸は本当にニキビに有効か?

サルチル酸については賛否両論あります。
角質を溶かす作用に優れているため古い角質を取り除くピーリング剤として広く使われている成分で、ニキビ用の化粧品はもちろん、ピーリング治療などをはじめとした医薬品としても広く使われています。ただし、刺激が強いため向き・不向きがあるとも言われる成分のひとつだからです。

ですので、炎症を起こしている赤ニキビや黄ニキビには刺激が強すぎて悪化する可能性は否めません。ただし、医薬品にも使われているほど効果が高いので、もしもサリチル酸が配合された洗顔石鹸を使うのであれば、角質除去という目的で時々使う程度にしておいたほうが賢明だと言えそうです。

ちなみに、サリチル酸単体だと刺激が強いという意見もあり、マクロゴールという基剤と合わせた「サリチル酸マクロゴール」という成分が、ニキビケア用の洗顔石鹸に使われていることもあります。

他にもニキビを予防・改善する効果のあるおススメの洗顔石鹸成分

  1. オウバク
    ミカン科の「キハダ」という樹皮から採取したエキス。抗炎症・抗菌作用があり、肌を清潔に保つことでアクネ菌の増殖を防ぐ働きがあります。
  2. アラントイン
    ニキビの炎症や赤みを抑えてくれる成分。細胞増殖作用や消炎作用、火傷などの手当てや皮膚疾患などにも広く使われています。
  3. AHA
    「フルーツ酸」と呼ばれる成分。保湿効果に優れ、メラニンの生成を抑える働きもあるため、ニキビ跡のシミなどにも効果を発揮します。
  4. ドクダミ
    昔から民間療法としても切り傷や化膿止めとして使われていて、毛細血管を強くする作用もあり、ニキビの炎症を抑える働きがあります。

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