ニキビの種類ごとの原因と症状


以前は20歳を過ぎてニキビができると“吹き出物”なんて言われていました。でも、吹き出物は肌トラブルで起こるはれ物やでき物のことで、ニキビも吹き出物のひとつだって知っていましたか?

それに、思春期にできるニキビも大人になってできるニキビも、その原因は違うものの発生するメカニズムは同じだということも、実はニキビケアにとっては重要な知識なんです。「ニキビを治す」「ニキビを出来ないようにする」には、ニキビができるメカニズムを理解することが先決です。

ニキビの種類によって原因や症状が異なれば、その対処法も違ってきます。そこで、ニキビのメカニズムや種類、症状についてお伝えしますので、正しく理解して1日も早くニキビの悩みとサヨナラしてくださいね♪


●このページの目次

ニキビのメカニズム

ニキビがない正常な毛穴は余分な皮脂や汚れが溜まらない

ニキビは毛穴に余分な皮脂や汚れが詰まることで発生します。つまり、毛穴のあるところにニキビができる可能性があるということです。「では、しっかり洗顔して毛穴をキレイにすればいいんじゃない?」というと、それほど簡単な問題ではありません。

実は、顔は体の中でも一番毛穴の密度が高く、その数が約20万個と言われています。特に顔の中でも、Tゾーンと呼ばれるおでこや鼻は刺激を受けやすいため肌を守るために皮脂を余計に分泌する必要があり、他のパーツに比べて毛穴の数が7倍も多くなっているのです。だからと言って、毛穴の中に指を突っ込んで汚れを取り出すことなどできません。

ところが、ニキビができない正常な毛穴は、皮膚の生まれ変わるサイクルがスムーズなので、古い皮膚はアカやフケとなって自然と剥がれ落ちます。また、皮脂も適切な量が分泌されて毛穴の外に押し出されるため、余分な汚れや皮脂が溜まることもありませんので、いつでも毛穴の中はスッキリとしてニキビとは無縁というわけです。

“白”と“黒”はニキビの初期状態

正常な毛穴も、新陳代謝が衰えると肌が生まれ変わるサイクルが狂ってしまい、古い角質が剥がれ落ちにくくなり、次第に毛穴を塞いでしまいます。

すると分泌された皮脂がスムーズに押し出されなくなり、皮脂腺に溜まり始めてしまい、ニキビができてしまいます。この時の毛穴の中は、古い角質や皮脂でギュウギュウ詰めになった状態です。

ニキビの初期段階できるのが白ニキビと黒ニキビで、毛穴の中でアクネ菌などのニキビ菌が繁殖すると、炎症を起こして赤ニキビ、黄色ニキビへと発展してしまいます。こうなるとニキビ跡も残りやすくなるので、初期段階で正しいニキビケアをすることが大切になります。

ニキビは大きく分けて「白」「黒」「赤」「黄」の4種類

ニキビは種類によって原因が異なります。また、本当なら治るはずのニキビでも、間違ったお手入れをしてしまうとニキビが悪化し、ニキビ跡が残りやすくなってしまいます。

ニキビには「白ニキビ」「黒ニキビ」「赤ニキビ」「黄色ニキビ」と4つの種類がありますので、症状によってあなたにできているニキビがどの種類なのかをしっかりと確認してケアしましょう。

白ニキビ 黒ニキビ 赤ニキビ 黄色ニキビ
白ニキビ 黒ニキビ 赤ニキビ 黄色ニキビ

1.ポツンと膨らんだ白ニキビ ―初期症状―

白ニキビとは、角栓によって毛穴が塞がってしまうため、別名「閉鎖面皰(へいさめんぽう)」「閉鎖コメド」とも呼ばれています。表面に白、もしくは黄色くポツンと膨らんだ“でき始めのニキビ”のことです。

アゴにできることが多いのが特徴で、白ニキビの段階ではまだ炎症は起きていませんが、悪化すると炎症を起こし赤ニキビに発展してしまいます。

2.見た目に目立つ黒ニキビ ―初期症状―

黒ニキビとは、毛穴が塞がってしまう白ニキビと逆で、毛穴が開いてしまうことでメラニンや酸化した皮脂がクレーターのように黒く見えてしまうニキビのことです。

鼻の上や鼻の周りにできるのが特徴で、黒くて目立つことから悩んでいる人が多いニキビでもあります。ただし、ニキビの初期段階なのでキチンとセルフケアすればニキビ跡も残りません。

3.炎症を起こしている赤ニキビ ―中期症状―

赤ニキビとは、毛穴に詰まった皮脂などをエサにして繁殖したアクネ菌が炎症を起こした状態のニキビのことです。背中にできるニキビは赤ニキビになりやすいので、引っ掻いてしまわないよう注意しましょう。

白ニキビや黒ニキビが悪化してニキビの周りが赤くなっているのが特徴で、炎症を起こしているため指で押すと痛みを感じたりします。カユミがあるので引っ掻いてしまうとニキビ跡が残りやすいので要注意です。

4.膿をともなった黄色ニキビ ―末期症状―

黄色ニキビとは、赤ニキビがさらに悪化して黄色い膿を持った状態のニキビのことで、炎症を起こしているので痛みやカユミがあるのが特徴です。

赤ニキビよりもさらに跡が残りやすく、ひどい場合はケロイドのようにニキビ跡が盛り上がってしまうこともあります。広い範囲で炎症が起きてしまいやすく、黄色ニキビになってしまうとセルフケアでは治しにくくなります。

潰しても良いニキビとダメなニキビ

ニキビができるとついつい潰したくなりますが、ニキビを潰すと跡が残るとも言われています。本当のところはどうなのでしょうか?

実は4種類あるニキビの中でも潰したほうが良いニキビと、潰すと跡が残ってしまうニキビに分かれていることが、さまざまな研究で明らかになってきました。

白ニキビ・黒ニキビは潰すと早く治る!

ニキビの初期段階となる白ニキビ、黒ニキビであれば潰しても問題はありません。

特に白ニキビの場合は、毛穴に古い角質や余分な皮脂が詰まっているだけなので、潰すことで盛り上がりも解消でき赤ニキビの予防にもなります。皮膚科では、初期段階のニキビは穴を開けてニキビの芯を取り出し再発を防ぐ治療法が行われますが、麻酔はしないためかなり痛みがあります。

自分で潰す場合は、雑菌などが傷跡から入って炎症を起こさないよう注意が必要です。

赤ニキビ・黄色ニキビをつぶすとニキビ跡の原因に!

白ニキビ、黒ニキビの状態でニキビ菌が繁殖すると、そこから炎症を起こして膿を持ち、赤ニキビ、黄色ニキビへと発展し、このような状態になるとほとんどニキビ跡が残ると言えます。

ですので、赤ニキビも黄色ニキビも触ったり刺激したりしないことが重要です。この段階で潰したりするのは厳禁。触るのもNGです。


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